講習中によくある質問②

講習で『(路肩に寄せて停めた状態から)発進する時はどこを確認すればいいですか?』という質問を良くいただきます。
実際に私が教習所で指導していた頃も、安全確認が不十分で発進した瞬間に他車に接触しそうになる教習生が多くいました。

では、どこに注意すべきなのか?
こちらが発進する際は、ルームミラー・サイドミラーで後続車を確認するだけでなく、ミラーに映らない範囲を“目視確認”することが特に重要になってきます。

図1のイラストにあるように、反対車線側に駐車場の出入口や交差点がある場合、曲がってくる側のドライバーからは”ハザードランプ”と”右合図”の判別が難しく、黄色い車のドライバーが後ろを気にしている様子が見えないと『まだ発進しないだろう』という判断に繋がり、曲がって来た際に接触事故が起きてしまいます。

ミラーの確認だけでは見えない危険(死角)がある事、顔を動かして目視をする事により発進をしようとするアピールになる事を忘れないで下さいね!
もちろん発進時だけでなく乗降時・進路変更・右左折・後退など様々な場面で目視が必要になります。運転していれば必ず『目視確認までしておいて良かった!』と思える場面が多く出てくるはずですよ。

では、また来週!

図1

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